育児をする中で、凄くストレスに感じることがたくさんありますよね。
例えば、
①幼稚園や学校へ行く時間が迫っているのにのんびりテレビを観て動こうとしない。
②話をしているのにふざけて聞かない。
③散らかったものを片付けたけど綺麗に揃っていない。
など、他にもたくさんあると思います。
そんな時には、
①「早くしなさい!」
②「ちゃんと聞きなさい!」
③「きちんと片付けなさい」
というような言葉で叱ってしましますね。
にも関わらず、子どもの行動が変わらない。
終いには、「何度言ったら分かるの!?ちゃんとしなさい!!」
と語気が強くなってきます。
でもこの叱り方には、大きな落とし穴があるのです。
それは、
「早く」「ちゃんと」「きちんと」
という言葉がどういう行動を示しているのかが、子どもにとっては、分からないのです。
ということは、言葉が示す行動が頭に思い浮かばないから、子どもの行動が変わらないのも当然な訳です。
では、どのようにすれば良いかと言うと、
具体的な言葉やイメージできる言葉で伝えることです。
まず、①エピソードの時の「早く」を具体的にすると
「8時まで」「長い針が12を指したら」「10数える間に」
のように、見て分かる・聞いて分かる言葉に置き換えることで、子どもはイメージできるため、必ず行動が変わります。
次に、②エピソードの時の「ちゃんと」を具体的にすると
「体をお母さんの方に向けて」「目を見て」「返事をしながら」
などの言葉に置き換えられます。
最後の、③エピソードの時の「きちんと」を具体的にすると
「大きさを揃えて」「向きを揃えて」「箱からはみ出ないように」
などの言葉に置き換えられます。
このように、しつけをする際の言葉掛けの仕方を工夫することで、子どもは理解ができるようになるので、行動が必ず変わります。
それは、子どもも親に叱られるより、ほめられる方が嬉しいに決まっているからです。
大人も同様なはずです。
だから、子どもが正しい行動ができないときは、やる気がないという場合よりも、やり方が分からないという状況の方が多いのです。
だからこそ、わかりやすい声掛けをしてあげて、子どもがより良くなるように子育てを楽しんでください♪